すぐにアユが絞まりおとなしくなるので、そのまま泡が出るまでかき混ぜる。そして最後はイケスに一気に戻し、川でざぶざぶ洗ってよく塩を落とす。その後水氷にしたクーラーへイン。いわゆる塩絞めだが、これをするとアユの鮮度が保たれて、持ち帰ってもピカピカの状態になる。
アフターフィッシング
小アユは琵琶湖の夏の味。一般的なのは甘露煮や唐揚げ、天ぷらなどだが、大きめのものは素焼きにして酢じょう油で食べてもうまい。また唐揚げで食べ切れなかった分は南蛮漬けがイチオシ。甘酢にピーマンやトマトなどを入れ、2日ほど漬け込むと最高だ。
夏の琵琶湖の風物詩ともいうべき小アユ。今年はまれに見る不漁とのことだが、今後の右肩上がりを期待したい。
<週刊つりニュース中部版 編集部/TSURINEWS編>
この記事は『週刊つりニュース中部版』2025年6月27日号に掲載された記事を再編集したものになります。