ただし日照りが続くと、渇水で川が切れてしまうことも多々ある。大体8号線より少し上流で切れることが多いようだ。そんなときは、下流域へ入るようにしたい。

芹川

こちらも彦根市を流れる川で、彦根城からすぐ近く。この近辺では、最も早く小アユが遡上する川として知られている。早い年には4月半ばには、河口から300mほど上流で入れ食いになったことがある。

この川の欠点は車を止めるスペースがないこと。よく河川道路の端っこギリギリに止めている車を見るが、他の車の通行を完全に邪魔している。迷惑きわまりないので絶対やめよう。すぐ近くのベルロードやキャッスルロード沿いに有料コインパーキングがあるので、そちらに駐車するようにしてほしい。

塩津大川

長浜市北部のさほど規模が大きくない河川。木之本インターから20分ほどで到着する。特に道の駅あじかまの里の裏は人気で、小規模河川だけに土日は早朝から場所取りをする人の姿も。

6月初旬現在、河川でまとまった釣果が聞かれるのは、この塩津大川だけ。それもかなりムラがあるようで、外すとボウズなんてこともあるようだ。増水後の引き水を狙うと、比較的釣果に恵まれやすい。道の駅裏が満員の場合は、少し上流に走ったJR湖西線下がお勧めだ。

知内川

高島市を流れる湖北エリアで、犬上川と並ぶ小アユスポットとしてメジャーな河川。各所に駐車スペースがあり、アプローチもしやすい。時期によって河口にヤナが設置されており、その周辺は釣り禁止になっているので要注意。

以上紹介した川以外にも長浜市の西野放水路、大浦川、知内川のすぐ隣を流れる百瀬川など小アユと遊べる川はたくさんある。水田地帯を流れる小さな川に、大挙して遡上することもある。自分だけにホットスポットを探すのも面白い。

タックル&仕掛け

サオは川の規模によって使い分けるが、3.6~5.4mといったところか。渓流ザオ、ヘラザオがお勧めだ。犬上川下流域、芹川だと5.4mが使いやすい。知内川、大川だと川の規模がさほど大きくないので、4.5mでもいい。渇水時は3.6mでもOK。

琵琶湖で小アユ釣りに挑戦しよう!【滋賀】釣り場選び・タックル・裏ワザまで一挙紹介小アユ狙いのタックル(作図:週刊つりニュース中部版 編集部)