いざ実釣

ポイントが決まってイケスを立てたら、いざ実釣だ。ポイントは総じて浅い。足首ぐらいの水深の瀬でも、小アユは入っている。小アユ釣りはサビキのウキ釣りだが、流すときにオモリは底を擦り、ウキは仕掛けに先行して流れていく。つまり水中で仕掛けが斜めになって流れていくことが大事なのだ。

琵琶湖で小アユ釣りに挑戦しよう!【滋賀】釣り場選び・タックル・裏ワザまで一挙紹介仲間同士で楽しもう(提供:週刊つりニュース中部版 編集部)

ウキ下が浅すぎてオモリが底に着かず仕掛けが垂直になったり、深すぎて仕掛けが極端に寝すぎると、食いが一気に落ちる。30~40度ぐらいの角度で流れるようにウキ下を調整しよう。

仕掛け下部のラセンにまきエサを握り付けたら、自分の立ち位置より上流側に仕掛けを振り込む。コトコトと仕掛けが流れていき、自分の前を通り過ぎてサオいっぱいまで下流へ流したらいったん回収。まきエサの有無を確認し、再度上流側へ投入。

小アユがエサに着けばこちらのもの。一気に入れ食いモードになる。この釣りは、オモリが常に底に着いており仕掛けも斜めなので、ウキにアタリが出にくい。横走りしたり引き込んだりする明確なアタリもあるが、微妙なものの方が多い。一定速で流れていたウキがゆっくりになったり、ポコポコと揺れたりなど。

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分かりやすいのは、小アユがハリに掛かると偏光越しに水中でギラッと光るのが見える。これを見てアワせるのが最も簡単だ。

釣った小アユはイケスやスカリに入れておくが、たくさん入れていくと必ず死ぬ個体が出てくる。そのまま放置すると傷んでくるので、こまめに見て死んでいる魚がいればクーラーに移し替えていこう。

持ち帰りの裏ワザ

これは釣友が岐阜の河川のアユ漁師さんに聞いた持ち帰り方法だが、まず釣ったアユを氷を入れていない箱(発泡スチロールなど)に一気に入れる。バタバタ暴れるアユの上から、一気に粗塩を1袋、アユの数が多ければ2袋投入。そのままぐるぐるとかき混ぜる。

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