② 別姓反対 国民の多くが同姓か通称使用の拡大のほうがいい、と言っている現状があり、これは明確にすべきである。
③ 不法滞在者に対する厳格な処分の徹底
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などなどで、1に加え、この2と3までやってようやく他党に流れた保守層が取り戻せるのではないだろうか。大事なのはこの3点を、自民党国会議員に反論させないようにして総裁選に臨む、ということである。
つまり、「反対なら自分に投票しないでほしい」という主張で総裁選で訴える、「自分が総裁になれば、自民党は国民にすぐにでもこれだけはちゃんとやる」という施策を明確にして総裁選に臨むのである。
ある意味、かなりの賭けではあるし、こうやって総裁になっても、総理になれるかは別である。総理にならない総裁ということになるかもしれないが、高市さんの決意を内外にしめせれば、安倍ファンと自民党に愛想をつかせた人の両方を取り戻すチャンスはあると思う。
高市さんの覚悟が問われる総裁出馬となるが、これで総裁選に敗れても自民党に愛想を尽かした党員は高市さんを見放さないだろう。
「いろんな意見があるのが自民党」という言い訳で国民がついてくる段階はもう終わった、ということを、自民党の国会議員がしっかり認識し、今後、ぬるく比較第一党を続けたいのか、自民党を復活させる気があるのかないのか、を総裁選で問うてほしいものである。
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田中 奏歌 某企業にて、数年間の海外駐在や医薬関係業界団体副事務局長としての出向を含め、経理・総務関係を中心に勤務。出身企業退職後は関係会社のガバナンスアドバイザーを経て、現在は隠居生活。