世の中が「壊れている」のに、政治家も識者もそれを修復せず、むしろ「壊れていない」と強弁し続けるかぎりで、現状を全否定する政党はどこまでも伸びてゆく。それがもうひとつの選択肢の地位を掴むのと、壊れた社会をきちんと直すのと、どちらが早いか。

それが、日本がどこまで「欧州化」するかを決めてゆく。その指標となる政党が日本の国会で地歩を占め、ホンモノの予言を今後も検証してくれるのは、ありがたいことだ。支持はしないが、参政党の躍進を喜びたい。

(ヘッダーはサンスポより。プーチンではなく左の梅村みずほ氏が、躍進の立役者です。選挙前に「議員5人」を達成し、右の神谷宗幣代表のTV露出を可能にしました)

編集部より:この記事は與那覇潤氏のnote 2025年7月21日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は與那覇潤氏のnoteをご覧ください。