愛媛FCは、5月21日に石丸清隆監督を解任し、6月24日にヘッドコーチだった青野慎也氏を新監督に任命した。石丸監督の下ではJ2最下位に沈み、特に攻撃力の停滞が課題だった。

青野監督就任後、7月12日までの3試合で1分け2敗と成績は上向かず。特に同12日にはFC今治との「伊予決戦(愛媛ダービー)」を落とし(0-1)、新監督による解任ブーストの効果が見えているとは言い難い。


安達亮監督 写真:Getty Images

カターレ富山【ブースト度:★★☆☆☆】

カターレ富山は、5月27日に小田切道治監督を解任し、2018-2020シーズン以来5年ぶりに再び安達亮監督を再登板させた。J3からの昇格組として期待されたが、守備の不安定さが露呈していた。

安達監督就任後、リーグ戦では2勝1分け4敗(勝率約28%)。6月11日の天皇杯2回戦では敵地でベガルタ仙台戦(キューアンドエースタジアムみやぎ/1-0)を撃破したが、その勢いをリーグ戦に生かせていない(7月16日の天皇杯3回戦では町田ゼルビアに1-2で敗退)。守備面でも攻撃面でも課題は残り、ブースト効果が現れているとは言えない状況だ。


レノファ山口 写真:Getty Images

レノファ山口【ブースト度:★★☆☆☆】

レノファ山口は、6月24日に志垣良監督を解任し、同時に下関市出身でコーチだった中山元気氏の新監督昇格を発表した。シーズン前半の低迷、特にホームでの連敗が解任の要因となった。

中山監督就任後の3試合では1分け2敗ながらも、チームの持ち味でもある守備の安定感は増した印象だ。19位とJ3降格圏を抜け出せていないが、J2ワーストタイの19得点にとどまっている攻撃陣さえ機能すれば、ブースト効果が現れる可能性を秘めている。


横内昭展監督 写真:Getty Images

モンテディオ山形【ブースト度:★★★☆☆】