ただ、「チームみらい」に投票する可能性がある層のうちの”半分”においては、「最近のイーロン・マスクは邪悪さの塊みたいな扱い」なのだという事は少し意識しておいてもいいと思うw
つまり、「改革志向」「最新技術」はいいけど、そこに「最低限の倫理観とか目指す社会ビジョンとかがあるか」みたいな部分で、ある程度「信頼感」を維持できるかはかなり大事だと思います。
さっきの「左派寄りだけど紙の保険証死守とか言われて萎えてる層」とかにも波及する問題としてね。
さらに言うと、この「うるさ型」は左派にだけいるんじゃなくて、もうちょい保守的な層というか「現場型・専門家型」の層でも同じような課題はあると感じます。
僕と同世代ぐらいで、結構エリート的な働き方をしてるというか、ベンチャー経営者だったりコンサルだったり、それこそ安野さんと同じ「未踏」のエンジニアだったりした人で、「チームみらいのマニフェストが信用できない」と言ってる人はチラホラ見かけるんですよね。
これはね、僕はむしろすごい擁護してまわってる側なんですが、チームみらいのマニフェストは「たたき台」であり、それを「ブロードリスニング」的な関係性によってダイナミックに常に変化させていくようなオープンソース開発型の手法によって、「閉鎖的で硬直的」なシステム全体に対するオルタナティブを実現しようとしているんだと思うんですよ。(この話するとどうしてもカタカナ多くなっちゃいますねw)
でも一方で、結果としてそれは「現時点でズラズラと全方位的に並べられているマニフェスト」の内容が、ピンポイントの「その分野」の専門家からするとどこかズレているように感じられる問題に繋がっている。
こないだの喘息薬の話で炎上した時に、医療クラスタの一部が一斉にチームみらいを攻撃していたような問題が、「全部の細部」における「その分野の専門家」の中にわだかまりとして存在している。