みたいなことを延々言ってる「改革派」の人とくっついてしまうので、余計に具体化できなくなってたんですよね。

そのへんは、こないだ三浦瑠麗さんとニューズウィーク日本版のYouTubeで対談してきた話がまさにそういうテーマだったので、ご興味があればご覧いただければと思います。

8. 水と油が混ざった”マヨネーズ型”プランを作れるか?

結局、大学システム改革にしろ、医療システム改革にしろ、なんにせよあらゆる場面でそうなんですが、日本は以下みたいな対立があちこちで起きていて、押し合いへし合いになって何もできなくなってるんですよね。

海外事例も先端技術も詳しい人が、先進的ではあるが日本社会とイマイチ合ってない案をゴリ押ししようとする(”水の世界”と呼びます) vs 日本の現場しか知らない人が、とはいえ日本社会としてどうしても譲れない線を守り通さなくてはということで必死に抵抗する(”油の世界”と呼ぶ)

で、お互いに「あいつらはわかってねえ!」と非難しあう声が大きすぎて、宮川教授のプランのように「両側の視点」を取り入れた地道なプランは埋もれてしまって放置されてるんですよ。

その「水の世界の価値」と「油の世界の価値」を両方取り入れる、「水と油が混ざる」物体としての、マヨネーズのようなプランをいかにちゃんと共有し、広範囲の協力を得て実現していけるかが問われているタイミングになっている。

そのためには、宮川教授のような「現場の良心さん」をちゃんと選び出してそのプランを取り入れ、かつそれの実行段階にあたって、ある種の強引さを持ちつつも、「細部の齟齬に対する批判を取り入れ続ける」みたいな、なんかもう説明してるだけで「大変」なことをやりきらないといけないんですが・・・

ただそういう「マヨネーズ型のプラン」のネタ自体はあちこちに「ちゃんと考えてくれてる現場の良心さん」がいるというのは僕自身すごい実感してることなんで、あとはそこと「チームみらい」型の新しい動き方がちゃんと連携して、「自民党の中の中堅実務派議員」とか、そういう層とも連携して話を通していける一助になれるかどうか?