そういう「マヨネーズレベルに練り上げられた、しかし地味な案」を「それいいじゃん!」と眼力を発揮して選び出し、党派争いの谷間に落ち込みそうなところを遊軍的に動いてフォローし、みんな「あいつらがけしからん!」と言い合ってるだけの状況を変えていける起点になれるかどうか?

ここの部分を僕はチームみらいに「めっっっっっちゃ期待」しているし、ここの部分で、

「俺達そういうの得意なんで、任せて下さい」

…という旗印を掲げ、信頼感を得ることができれば、さっきの「右と左のうるさ型」の人たちも太鼓判をおしてくれて、そこから「ミーハー層」へのシナジーも大きく働くようになると思います。

9. ぶっちゃけ心配するのは”はやすぎる”のでは?

最後に、投票先に迷ってる読者の方に、聞いてほしい話があります。

それは、チームみらいが「イーロン・マスクなのかオードリー・タンなのか」って話で、

どっちなのか心配するのは今の時点ではさすがに「はやすぎる」のでは?、

…という視点を持ってほしいということです。

もしチームみらいが最終的に何十議席も取るようになったら、もし彼らが「イーロン・マスク」なら大問題!かもしれませんが、現時点で「1議席」取るか取らないかって話をしてる時に、そこまで心配するのはさすがに時期尚早なんじゃないでしょうか。

むしろ、「一議席取ったらその政党助成金でエンジニアチームを作って色々やる」っていうプランだけでも、単純に何か新しい変化を起こしてくれる事を期待してもいいのでは?と思います。

この記事でここまで書いてきた「現場の良心さんと先進的な改革派が連携できてない問題」というのは、僕自身20年ぐらい日本社会の中で色々な「現場より」の改革事例に触れてくるなかで、とにかく「どうしても必要なこと」だと感じてる問題なんですよね。

で、そういう「課題」の存在自体をわかってくれる人もそう多くない中、チームみらいの人たちの話には十分「そこ」に踏み込んでいけるだけの”感性と知性と、そして理想主義的な思い”が備わっていると思うので、そこに個人的にはすごく期待してます。