ネットはアユ用のものでなくでも、渓流用のコンパクトなものが使いやすい。
他に必要なものは引き舟。「オトリを使わないのに引き舟はいらんでしょ……」と聞かれそうだが、釣ったアユを生かしておくために必要だ。
これから暑くなる季節、ビクに入れておくと、釣ったアユがすぐに傷んでしまう。釣っていちいちクーラーに収めに行くのも面倒なため、引き舟があれば非常に便利だ。
装備はトモ釣りと似ている
ここまで書けば、お気づきの人もいるかと思うが、タックル以外の装備はほとんどトモ釣りと変わりない。トモ釣りに比べて必要ないものといえば、オトリ缶ぐらいのものか。
さらに帽子、偏光グラス、腰にぶら下げるペットボトルホルダーなど。これから日差しがきつくなる季節を迎えるため、これらの装備は必須になってくる。
入漁券を購入しよう
渓流釣りをしている人なら当然のことだが、川で釣りをするにはその川を管轄している漁協が発行している入漁券を購入する必要がある。
だがその前に、その川でアユルアーができるのかどうか……という確認を必ずしておこう。まだまだ始まったばかりのアユルアー、中部エリアでも受け入れていない河川もまだ多くある。
入漁券は地元のコンビニや釣具店で購入できるが、最近はつりチケやフィッシュパスなどの電子遊漁券を扱っている漁協も増えているので、いちいち購入しに行かなくても良くなった。釣行する河川が決まったら、必ずその河川の入漁券を購入しよう。
ポイントの見つけ方
トップトーナメンターの渡邉敦氏も書いているが、川に着いたら慌ててサオを出すのではなく、橋の上や土手からじっくり川を観察しよう。ピカピカに磨かれた石があれば、アユがコケを食(は)んでいる証拠。その周りには間違いなくナワバリ意識の強いアユがいる。

また初期は群れアユになっていることもあるので、群れで動くアユを見つけたら迷わずサオを出そう。