んですね。
「ポピュリズム側が持っている正義」も、「それじゃダメなんだよ」と思ってる側の正義も、それぞれの「ベタな正義」が、社会の中に広く保持されているなら両方ともに「部品としての存在意義」はあると考えるところからスタートする。
あとはそのぶつかりあいが導いてくれる「メタ正義」に向かって協力して動かしていくだけで良くなる。
ここまでにあげた例以外でも、例えば日本の研究力が落ち込んで・・・という大学制度問題にしても、
これに対する対策プランをちゃんと考えてる人はいるんですね。
例えば、宮川剛・藤田医科大学教授などのグループが独自のプランを練り上げていて。(こないだ研究室を訪問してディスカッションしてきましたので、今月中にでも記事にします)
でもそういう「現場にちゃんとあったプラン」は地味になっちゃって、さっきの「自分たち善人は完璧だけどあの諸悪の根源の●●が全部悪い!」って騒ぐだけの議論にかき消されてしまってるんですよ。
そこにある「地味にちゃんと現場ベースで、しかも新しい発想も組み入れたメタ正義的な議論」っていうのは散発的に日本のあちこちで存在してはいるので・・・
あとは、その「地味な議論」を、「みんな」のいるところまで繋いでいくようなことが、僕の役割としてできればと思っています。
僕の独力ではなくて、同じ問題意識の人はたくさんいると思うので、その層と協力しながらですね。
この記事で書いたように、日本はアメリカのメディアよりもメディア企業の経営が「順調とは言えないものの安定している」んですよね。