
AI生成による”ウィルスのように蔓延する陰謀論”
0. 「友達に一人は陰謀論者がいる!」
私は経営コンサルタント兼「思想家」として、コンサル業と平行して色々な社会問題とか今の人類社会における日本の役割とか、そういう話を記事や動画や著書などで発信する仕事をしているわけですが、そういう色々な活動における私の「読者」の人と直接文通する仕事もしてるんですね。(ご興味あればこちらから)
で、その「文通相手」には老若男女、男女同数ぐらい、生きている環境も土地もバラバラの下は20代から上は70代までいて、「それぞれの目線」で今の社会がどう見えているのかを共有しあいながら人生を考えるというコンセプトでやっているんですが・・・
その中で大変気になってることがあるんですよ。
それはここ数年、特に女性の文通相手だと「8−9割」のレベルで確実に、
「親しい友人が陰謀論にハマっててヤバい」
…という話をするのを聞くようになったことなんですよね。
(男性にも実は友人の中にそういう人はいるのかもしれないけど、男はそうなると即没交渉になっちゃって平気みたいな感じなんだけど、女性はなんとかその繋がりを維持して戻ってきてほしいと思いがちなのかもしれません)
1. 今までの陰謀論と何が違うのか?
陰謀論なんて過去にもいくらでもあったと思うんですけど、最近の陰謀論は「ステキ」な感じだし、日常生活にスルリと入り込んでくる見た目をしてるところが違うんですよね。
例えば、「世界の裏側からすべてを牛耳るグローバリスト(あるいは中国とか韓国とか在日コリアンとか)の陰謀によって搾取されている日本」みたいな終末論風味の善悪二元論は、それ自体としてゴロッと提出されるといかにもカルトっぽくて、日常生活になじまない感じだった。
でも今の陰謀論は、構造としてはこういう感じ↑そのままなんだけど、それが「ちょっとステキなスピリチュアル風味」と「良識的な左翼風味」が合体して、見た感じスルリと日常に忍び込めるようになっている。