たとえば一昔前は、「老齢の親がYouTube見てガチの”右翼”系排外主義になってヤバい」は聞きましたけど、最近の陰謀論はそういう「いかにも」な感じじゃなくて、むしろメッセージのトーンとしてはこういう感じで↓
「今まで政治のこと、ちゃんと考えたことなかったよね?でも民主主義ってそれじゃダメじゃない?一緒に考えましょう!私たち市民の良心を結集させたらなんだって解決できる!」
⋯みたいなムードの中で、日常の中に浸透してくる形になっている。
それが、政治面では「れいわ新選組」や「参政党」といった党の支持率の伸びにも繋がっているところがありますね。
文通してる人で、そういう集会に自分自身も行ってみたっていう人がチラホラいるんですが、みな言うのは、「いわゆる右とか左」という分類を超越してるってことなんですよね。
同じ零細新政党でも、日本保守党は古いタイプの「右vs左」世界観における「保守党」って感じですが、参政党やれいわは、そういう構造自体を超えたところにある。
主張そのものを単体で見ると結構「右より」な要素も多いんだけど、それに対する「味付け」が左翼っぽい、あるいはスピリチュアルっぽいので、むしろ性質としては左翼的な人もかなり吸い込まれていっている。
あと、以前国民民主党が人気だった頃にポストしたように、玉木さんのように「わかってやってる」ポピュリストがいなくなったら「もっとカオスなポピュリスト」に席捲されるっていう話が本当に「そのまま」実現しちゃってる感じになってますね。
国民民主党の支持率が伸びて「アンチ」の人も増えてるが(その批判には一理ある部分もあるにせよ)国民民主が果たしてる「実は大きな役割」もあるはずという話を聞いて下さい。単純に言えば『わかってやってるポピュリスト』がいなくなれば『もっとカオスなポピュリスト』に席巻されるって事で…(続
— 倉本圭造@新刊発売中です! (@keizokuramoto) March 9, 2025