サメ映画に対する間口を広めるため広げるためにサメ映画学会を運営してたはずなんですが、いつの間にか本格的なカルト集団になってしまったのを感じました(笑)

学会の精鋭化とカルト化の兆し

中野:他にも、「シャークインパクト」っていうボードゲームがあって、「サメ映画学会の公認をしてほしい」と頼まれたので、我々2人でその会社さんに行って、一応我々もアイデア出しましたけど、全部却下って言われましたね(笑)

それが東京ビッグサイトで開催された「ゲームマーケット」というイベントに出品されたので、その会場内で第2回総選挙の投票をしました。第3回以降は、もう本当に熱烈な組織票がバンバン入っちゃうような感じでしたね。

サメ映画ルーキー:うん。結局のところ、一番中立性と代表性があったのは、第1回でした。

そこから2年間、イベントを不定期に開催開催していた時期があったんですけど、その期間でサメ映画学会っていうものに興味を持ち続けた人たちがどんどん精鋭化したのが如実に分かったのが、第2回の結果だったので、果たしてこれはやってよかったのかどうかっていうのを考えさせられた選挙でした。

<サメ映画史>に衝撃を受ける

───中野さんはいかがですか。

中野:私は結構衝撃的だった思い出がありますね。これはサメ映画学会の根幹になりえるんですが、「LOFT/PULS ONE」という場所で「東京国際サメ映画祭」というイベントを開催されたんです。イベント名に映画祭ってついていますが、事実上、当時映画は1本しか上映しなかったんです。

それが派生していって、2018年に多摩映画祭(TAMA CINEMA FORUM 映画祭)で「東京国際サメ映画祭としてのイベントをやってください」と呼ばれたんですよ。その時にサメ映画ルーキーさんが、<サメ映画史>について発表したんですね。

その発表が私の中ではすごいカルチャーショックで、「こういう映画の見方・伝え方があるのか!」と衝撃を受けました。

サメ映画をこよなく愛する【日本サメ映画学会】とは? 顧問と会長にインタビューしてみた当時サメ映画ルーキーさんが発表したスライド(提供:サメ映画ルーキー)

スライド発表が学会スタイルに