───すごい……。過酷すぎますね。
サメ映画ルーキー:そうなんです。
学会設立の舞台裏
───学会の方の設立の経緯や理由も詳しく伺いたいなと思います。
サメ映画ルーキー:僕が学会に関わり始めたのが2018年です。その時点で、ジャンルとしての「サメ映画」はすごい有名ではあったんですけど、 まだ全然体系化されてないところがありました。
例えば、現段階で何作品サメ映画がこの世にあるのかとかですね。その時点で合意が取れてなかったんですよ。
そういった作品のリストや、サメ作品に関する基本的なデータが無かったんです。とにかく情報がどこにもちゃんと集まってない状況だったので、そういうのを集めて、検討できるような場を作りたいなと思ってたのが、学会設立のきっかけですかね。
サメ映画の定義
───サメ映画のデータというのは、「どこからどこまでがサメ映画なのか」みたいな話ですか?
サメ映画ルーキー:そうです。そういうのも入ってくるので、1人で決められることではないんですよね。なので興味がある人たちが集まって、「これはサメでいいか、サメじゃないか」みたいな、そういうことを決めるような場所がほしかったんです。
サメ映画選挙開催
───サメ映画学会の方は傍から見てても目を引く活動をたくさんしてらっしゃってますよね。1番面白かった学会の活動がありましたら、ぜひお聞きしたいです。
サメ映画ルーキー:2018年の学会発足当時に開催した「サメ映画総選挙」ですね。やっぱりそういう人気投票とかって、実態があるにせよないにせよ、ある程度権威が ありそうな人たちがやらないと意味ないじゃないですか。
だから学会基準の、信憑性がある人気投票をやりたかったんです。でも結果を見てみると、ものすごく偏った結果になった記憶があります。

第1回の受賞作品は?
第1回の受賞作品は『シャークネード カテゴリー2』。1回目の結果に関しては、結構みんな納得した結果だったと思うんですけど、2019年11月に第2回を開いた時、『デビルシャーク』(現在の邦題は『エクソシスト・シャーク』)の、一部の熱狂的なファンがものすごい数の投票をして1位になってしまったのを覚えています。