───そうだったんですね。人の繋がりみたいなのもないと見れない作品もあるってことですね。

サメ映画ルーキー:そうですね。本当に自主制作の作品って、 監督本人に聞かないと、ディスクだったりその映像そのものが手に入らないケースもあります。

例えば、ダンキチさんの会社で配給しているスウェーデンの作品に『えっ?サメ男』っていうのがあるんですけど、それも版権元をみんなで探してた時期がありました。 監督のホームページがあるのが判明して、監督と連絡もとれて、ついでに配給権まで買えたってケースですね。

手作りサメ映画への強い思い

───サメ映画ルーキーさんはCGで作られた作品よりも、個人制作の手作り感のある方が好きっていう感覚があるんでしょうか。

サメ映画ルーキー:僕個人はそうですね。CGはCGで面白い作品はあるんですけど、やっぱり「これ頑張って作ったんだな」っていうのを見たい気持ちがあるんです。

サメよりも後の話なんですが、僕は特撮も好きなので、その特撮の着ぐるみだったりを思わせる部分が強い作品だとより好きになりがちですね。

サメ映画をこよなく愛する【日本サメ映画学会】とは? 顧問と会長にインタビューしてみた「音鮫怪獣グラメタシャーク」より(アメリカ/2024年/70分/提供:NISHIKURA-EX)

配給会社との関わり

───そういう意味では、中野さんが運営してらっしゃる配給会社NISIKURA-EXとも関係が深いですね。

中野:メインで取り扱っているのは自主制作作品ではないんですよね。何を持ってしてプロかっていうのが非常に微妙な定義にはなりますが。

一応プロの方や映像作家の方が作ってらっしゃる作品の方が多いですよね。うんうん。

サメ映画の魅力とは?

───私自身もサメ映画は好きですが、サメ映画にはそのジャンル独特の文化色が強いように感じます。見ない人は本当に見ないまま一生終えてしまうようなニッチなジャンルの作品だと私は思っているのですが、お二人がサメ映画に感じている魅力を教えてください。