作品としてもインパクトは強かったですし、その背後に広がってるその世界の広さを教えてくれたという意味で、印象が強いですね。

ルーキーさんの好きなサメ映画

サメ映画ルーキー:で、1番好きな映画ですよね……。結構時期によって変わるんですけど、今1番好きなのはドイツで作られた自主映画の『シャーキュラ 吸血鮫(原題:Sharkula)』っていう作品です。

この作品は、みんなでサメ映画メーカーのリストを作ってく過程で、タイトルやジャケットだけは出てくるんだけど、一体どんな映画なのか調べても一向にわからない作品のひとつだったんです。どうにかして見られないか、何年間か探した結果、ようやくこの映画の監督の連絡先がわかって。

で、監督にメールをして、監督が自分でやいて作ったDVDを手に入れました。それをなんか見られた時の喜びと、その中身が期待以上だったっていう感動がありました。

自主制作ならではの味わい

自主制作って、「やりたいことは伝わるけど、お金や人の関係でできないことがあったんだろうな」っていうのがあると思うんですけど、 もうまさにそんな作品でした。やっぱり時代は手作りだよなって感じさせる作品で。

だから1番好きな作品というテーマから逸れるかもしれないけど、作品を見つける楽しさもサメ映画にはあるので。自分の探究欲を満たしてくれた1本が、「シャーキュラ」っていう作品なので、そういう意味では今1番好きです。

───なるほど。監督さんにご連絡できたのはいつ頃のお話なんですか?

サメ映画ルーキー:最初に連絡できたのが3、4年前だったと思います。で、その時はまだ「シャーキュラ」のDVDを出していなかったんです。なので監督に「もしDVDを出したら送ってくれ!」って言ってあって。

そこから2年後ぐらいに、その監督のSNSで「DVD焼きました」っていう報告が上がっているのを発見して、改めて連絡をしたら快く送ってくれたんです。

人とのつながりで観れた作品