地域で業を起こし、外貨を稼ぎ、そして、民間人たちでそのお金を出し合って新たな街づくりをする。こうした循環を日本各地で起こすには、政治行政の協力も不可欠だが、まず、実際にやるリーダー(始動者)がいないとはじまらない。
田中さんは特別だ、ということは一面の真実だが、見方によっては、田中さんは元々地元の信用金庫の一職員であり、色々とご苦労や失敗も重ねつつ今がある。何より大事なのは挑戦心だ。
各地域で起業・創業するまでの勇気や自信や環境がない方は、家族や地域社会の維持のため、利他の精神をもって、子育てや公務に携わるべきである。少なくとも、単なる歯車として組織の中での「現状の地位」にしがみつくこと、政治で「何とかする」と拡声器やSNSで騒ぐこと(生産性のない活動をすること)、が、日本の再生にとって、最も意味の無いことに思える。