ボランチには4名を選んだ。パリ五輪本大会にも出場した川﨑颯太は、京都サンガでは若くしてキャプテンも務めている。ボール奪取力はもちろん攻撃参加にも積極的で、これからの成長が楽しみな選手の1人だ。次に今季新天地へと活躍の場を移した田中聡もA代表で見たい選手の1人。豊富な運動量と奪い切る力の高さで広範囲に顔を出しながら自身の特徴を出し続けられる選手だ。五輪本大会に出場できなかった悔しさをJリーグで存分に晴らす活躍を見せており、今回のA代表デビューが期待される。
また、成長著しい選手として、今季3年ぶりにJ1復帰を果たした清水エスパルスの宇野禅斗の選出も十分に可能性がある。昨季期限付きで清水に加入してJ1復帰とJ2優勝に大きく貢献し、今季は完全移籍に移行してここまで20試合に出場している。新戦力のMFマテウス・ブエノの隣で確実にレベルアップしている逸材だ。そして、意表を突くプレーで流れを変えられる選手として山本悠樹の招集にも期待したい。

シャドー
- 小泉佳穂(柏レイソル)
- 紺野和也(アビスパ福岡)
- 相馬勇紀(町田ゼルビア)
- 渡邊凌磨(浦和レッズ)
2シャドーの候補としては4選手が挙げられる。なかでも前回大会の得点王でもある相馬勇紀の選出は堅いと言えよう。今季所属クラブでも好調で、ここまで4ゴール6アシストをマークしている。切れ味鋭いドリブルと得点力で、今大会においてはエースにもなり得る存在だ。同じく突破力や得点力に優れる選手として紺野和也も見てみたい。
また、強烈かつ正確なミドルシュートを持つ渡邊凌磨も選出が見込める選手の1人だろう。サイドやボランチなど複数ポジションをこなせる点も短期決戦では頼もしいポイントだ。柏レイソルの小泉佳穂もエリア内への侵入や鋭いラストパスで決定機を生み出せる存在。今季柏の新戦力ながら、浦和時代に師事したリカルド・ロドリゲス監督のスタイルとの親和性は高く、開幕から主力を務めており初選出の期待が高まっていることだろう。

フォワード
- 鈴木章斗(湘南ベルマーレ)
- 細谷真大(柏レイソル)
- 宮代大聖(ヴィッセル神戸)