もう1人候補として挙げられるのが柏レイソルの小島亨介だ。今季アルビレックス新潟から柏へ加入し、移籍初年度から定位置を確保。守備はもちろん足元の技術にも定評があり、つなぐ技術で言えば国内で活躍するGKのなかでも屈指の存在と言えよう。国内組からは大迫、谷という2選手を選ぶことが多くなっているが、他の国内組を試す上でも今大会は絶好の機会と言えるのではないだろうか。


高井幸大 写真:Getty Images

センターバック

  • 荒木隼人(サンフレッチェ広島)
  • 古賀太陽(柏レイソル)
  • 鈴木淳之介(湘南ベルマーレ)
  • 高井幸大(川崎フロンターレ)
  • 中谷進之介(ガンバ大阪)

最終ラインには、過去に代表経験を持つ選手たちを選出した。これまで最終予選では3バックをメインに戦ってきたことから、今大会でも国内組版の3バックが予想される。まず、守備陣の統率を任せられる選手として古賀太陽と中谷進之介を挙げたい。古賀は今季柏で全試合にスタメン出場中。昨季17位と残留争いに苦しんだチームの立て直しにも貢献しており、後方からの効果的な縦パスなどで試合の流れを作ることも可能な選手だ。中谷は昨季新天地として選んだガンバ大阪を低迷から救い出した存在であり、今季も変わらず守備の中心にいることから、国内組の中でも高い評価を受けているのは間違いない。

次に、若手で短期決戦での成長も期待できる選手として、6月シリーズにも招集されていた高井幸大と鈴木淳之介を推す。高井はすでに代表でもなくてはならない存在となりつつあり、20歳とは思えない落ち着いたプレーで主軸として期待できる。鈴木も初招集で初出場となった6月10日のインドネシア戦で落ち着いたプレーを披露しており、クラブでの活躍もあって評価はさらに上がったことだろう。古賀と同様、前方への配給能力が高い点も含めて十分に招集が見込める選手だと言えよう。