社員の退職代行の活用により、現場へのしわ寄せや残された社員の不安の増加など、多数のデメリットがあります。

ここでは、退職代行を使われる原因を紹介します。原因を知り事前に対応策を講じましょう。

パワハラ・セクハラがある

退職代行を利用すれば、原則、職場の人間と接することなく退職できます。

もしも職場でパワハラやセクハラが生じていた場合、精神的に職場の人間と顔を合わせること自体ができなくなっているケースが多くみられます。

辞意を伝える上司が問題の当事者というケースもあるため、社員は自分から直接辞意を示すことは避け、確実に辞められる方法をとった結果、退職代行を利用しているのかもしれません。

人間関係が悪い

パワハラやセクハラが起きていなくとも、そもそも職場の人間関係が悪いことも退職代行が使われるひとつの原因です。

依頼者は退職の意思を伝えることで、同僚から無視や嫌味を受けるのではないかと考えます。

退職の意思を伝えてから実際に退職するまでの期間に、そのような精神的な苦痛を避けるために、退職代行サービスを利用するのです。

退職を引き止められている

職場の環境によっては欠員がある状態で運営されていたり、経営層の判断でボリュームのある仕事を少人数でまかなっていたりするケースがあるでしょう。

そのような状況では、退職の意思を伝えても、同僚や上司から過度な引き止めに遭ったり、場合によっては威圧的な言動を受けたりするケースも考えられます。

従業員が「退職を申し出ても、なかなか辞めさせてもらえない」と感じている場合、退職代行サービスを利用して、確実かつ迅速に退職手続きを進めようとするのです。

社員を退職させない職場にするためにできること

どのような立場の社員であっても、退職してしまうと一時的にもスムーズな組織運営が難しくなってしまいます。

ここからは、社員を退職させないためにできる組織マネジメント手法を紹介します。

飲みニケーションを強要しない