そうなるくらいなら、初めから悪口や不謹慎にも寛容に接し、「まちがえたかな?」とわかったら、謝れば移れる「別の選択肢」を残しておけばよかったのだ。気づいても手遅れな人は救えないので、未来のある人はいま、心に刻みましょう。

さまざまな意味で「現実の梯子」を外されたウクライナ浪漫派がどこへ行くのか、それは知らない(興味もない)。私たちに必要なのは、幸いにもバーチャルな形で済んだ「二度目の聖戦失敗」を受けとめ、その仔細をしっかりと記録し、三度目を防ぐために役立てることの他にない。

(ヘッダーは、尾崎行雄記念財団のページより)

編集部より:この記事は與那覇潤氏のnote 2025年6月16日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は與那覇潤氏のnoteをご覧ください。