絶好調のNさんは、良型マダイに続いて45cmの大アジを連続キャッチして高仕掛け開眼やと勢いづいている。トモではハマチに続き、大型グレが上がった。グレもビニール食ってくるのかと思っていたら、ミヨシでもグレ。

「もどかし過ぎて悶絶!」伝統釣法『高仕掛け』でマダイをキャッチ【和歌山・畑中丸】巨アジ43cmキャッチ(提供:TSURINEWSライター田中こうじ)

元磯師の私とNさんは、グレには特別な思いがある。胴付きで、ましてやビニールでは釣りたくないなどと話していたが、私にガツンと引っ手繰るようなアタリ。巻き続けるとかの問題ではなく、いきなり5mもラインを引き出された。青物かと思ったが、底に突っ込む締め込みとリズム感……。この引きはグレだと慎重に仕留めたのは、43cm口太グレ。まだ抱卵していてボテボテに肥えていている。磯で食って来いよお前(笑)。

「もどかし過ぎて悶絶!」伝統釣法『高仕掛け』でマダイをキャッチ【和歌山・畑中丸】珍しくグレが連発した(提供:TSURINEWSライター田中こうじ)

船長によるとグレも釣れるらしいが、これほどデカイのが連発したのは初めてとの事。釣れたマダイやアジはアミエビを吐いたので、磯周りにいる魚が猛っているのだろう。こりゃ、チヌも来るかもと話していたら、ミヨシとトモで大型チヌが上がりました。

良型マダイをバラシ

私以外の皆さんは40~50cmの良型マダイを仕留めていたので、何とか良型をと気合いを入れて巻き巻きしているとククッ。我慢していると穂先がグーッと突き刺さりドラグが滑る。節のある引きで間違いなくマダイ。しかも良型と大喜びでファイト。高仕掛けを手繰り寄せ、もう見えるというタイミングでテンションが無くなった。

「もどかし過ぎて悶絶!」伝統釣法『高仕掛け』でマダイをキャッチ【和歌山・畑中丸】ベイトのアミエビ(提供:TSURINEWSライター田中こうじ)

思わずうわ~と悲鳴が出てしまう程の痛恨のバラシ…。船長にこれほど悔しがる人は初めてだと言われ、明日も空いているよと営業されました。

焦ってスカ

次に出たアタリは、前の針ハズレが過ぎってしまいアワセを送ったらスカを引かされた。何があっても平常心で巻き続けないといけませんね。

最終釣果と今後の展望