結果として、海外の買い手は170ユーロのような、税金が埋め込まれた価格で購入せざるを得なくなる。
結論:
VAT導入により、輸出業者は製品の製造過程で支払った国内の付加価値税を還付してもらえるようになったため、輸出品の価格から国内消費税分を完全に排除できるようになりました。
上記の例で言えば、VAT導入前は税金が埋め込まれて170ユーロになっていたかもしれない価格が、VAT導入後は150ユーロで輸出できるようになる(仕入VAT20ユーロは還付されるため)。
これは海外市場においてフランス製品の価格競争力を高めることにつながるため、輸出振興策として機能したと言えるのです。
付加価値税の「輸出免税(ゼロ税率)」と「仕入税額控除・還付」の組み合わせこそが、輸出を有利にする仕組みの中核です。
比較対象はあくまでも不合理な売上税
これって、別に、これまでなかった付加価値税が新たに課税されることで輸出企業に恩恵があるわけじゃない。なので、以下のように再度質問をしました。
「VATが導入されていなければ、そもそも輸出事業者は、原材料の購入時に付加価値税の支払いは生じません。
つまり、VAT導入以前の負担は0です。それがVATが導入され、国から付加価値税が還付がされるとしても、それは新たに生じた原材料等の購入時に支払った付加価値税が返ってきただけで、事業者の負担が0であることは、あなたが既におっしゃっていること。
結果的に、輸出事業者は、VAT導入前後でその負担はどちらも0であり、特に輸出振興にはなっていないのでは?比較対象に誤りはないのか?」
この質問に対するGeminiの回答は以下の通り
ご質問ありがとうございます。非常に重要な点を突いていらっしゃいます。私の前回の説明で比較対象が不明確だったため、混乱を招いてしまったようです。申し訳ありません。
「VATが導入されていなければ、そもそも原材料の購入時に付加価値税の支払いは生じない。つまり、VAT導入以前の負担は0」という点については、「付加価値税という名前の税金の負担」という意味ではその通りです。