初心者には不向きだが真夏には大型のアユが着きやすい。水深が腰ぐらいから胸ぐらいまでで、流れがかなり強い。オトリを沈めにくいという点はあるが、背バリやオモリを使って攻略する。

チャラ瀬

水深が浅い瀬。全体的に膝ぐらいの高さまでの水深で、天然遡上河川はアユが濃い。真夏の8月ともなれば小型アユの入れ掛かりも期待できる。

トロ場

流れが緩やかで変化がなく、どこを釣って良いか分かりにくい。少しでも変化のある所を釣ると良いだろう。

まずはオトリを引き舟へ移す

釣り場に着いたら、すぐ川に降りられる所なら準備前にオトリ缶を水に浸けよう。流れが緩やかで浅く、平らな所に流されないようにオトリ缶の上に石を置く。

沈めておいたオトリ缶から引き舟へアユを移す。オトリアユはいったんタモに全部出してから、1匹ずつ引き舟に入れる。最初にオトリ交換できそうなポイントが決まったら、いよいよ仕掛けをセットする。

仕掛けをセット

天上イトを出して穂先にセットしたら、穂先から順にサオを伸ばす。サオの長さに合わせて遊動天上イトで仕掛けの長さ調整し、オトリの大きさに合わせて遊動ハナカンの長さを調整する。逆バリに掛けバリをセットしたら完成。

「アユ釣りシーズン開幕!」友釣りの基本をおさらい【タックル・仕掛け・ポイント・釣り方】サオをかついで作業する(提供:週刊つりニュース中部版 渡邉敦)

ここで注意。仕掛けやオトリをセットする際はサオを地面に置かず、サオ尻をヒジの下に入れてかついで作業をする。さまざまな場面で使うトモ釣りの基本なので、必ず覚えておこう。

オトリをセット

次はオトリの付け方。最初は引き舟からタモにオトリを全部入れ、元気なオトリを1匹選ぶ。オトリのつかみ方は親指と人差し指で目を隠し、中指と薬指でオトリを軽く包み込む。あまり強く握ると弱ってしまう。

ハナカンは必ずタモの中で通し、尻ビレの付け根に逆バリを刺す。その際に掛けバリが尾ビレの1~2cm後ろになるようにする。これでいよいよ釣り開始だ。

釣り方は2種類