サオについては、最初は知人のお下がりを使ったり、中古品を探すのもあり。仕掛けも市販品でOK。完成度の高い製品が豊富にそろっている。

サオはトモ釣りに一番欠かせないアイテム。選ぶ基準は次の通り。一日中サオを持つ釣りなので、重量は欠かせない要素。負担やストレスなく楽しめるサオが良い。

入門者にオススメは、8~8.5m。短ザオの方が軽く感度があり、オトリ操作もしやすい。調子はメーカーによって多様だが、オールラウンドのものを選ぼう。がまかつであれば、表示で早瀬~急瀬クラスの8.5mで、重さ220g前後。私のオススメは、がま鮎シューティングスペシャル85、がま競技GTI引抜早瀬85。

タモは釣ったアユを取り込んだりオトリにハナカンをセットしたり、仕掛けをセットする際に使う。アユタイツは川に立ち込むことが多いので、できるだけ水の抵抗を受けにくい肌に密着した専用のタイツを選ぼう。

「アユ釣りシーズン開幕!」友釣りの基本をおさらい【タックル・仕掛け・ポイント・釣り方】アユタイツは抵抗の少ないものを(提供:週刊つりニュース中部版 渡邉敦)

アユタビは底がフェルトになっていて、コケの生えている石でも滑りにくい。川の中を歩くので足の大きさに合った履きやすいものを選ぼう。ベストはトモ釣り専用のベストがオススメ。

アユベルトはタモを差したり、引き舟のヒモを左岸右岸の流れによって左右のDカンにつないでおくためのベルト。引き舟はアユベルトに付け、水中に入れてオトリを生かしておく。陸上でも短距離の移動なら持ち上げてオトリを運べる。

オトリ缶は、購入したオトリアユや釣った野アユを釣り場まで運搬する箱。移動中にオトリを弱らせないために、エアポンプが付いている。

その他に帽子や偏光グラス、クーラーボックスなど。おおよそこれをそろえれば万全だ。

 

仕掛け

仕掛けは大まかに説明するとサオ先から天上イト、水中イト、ハナカン周り、掛けバリに分かれる。自作することで仕掛けに詳しくなり、仕掛けを作る楽しさを学べるのだが、最初はトモ釣りの楽しさを知って次の楽しみとして自作仕掛けに挑戦すれば良いと思う。