この課題にGreen Carbonはどうアプローチしていくのか?

 クレジット創出を行う事業者がまず目を向けるポイントは、「どれだけ安定した品質・供給量のクレジットを生み出せるか」という部分です。

 Green Carbonで取り組んでいる水田クレジットの場合、より多くの農家の方々の協力を得ながら品質も担保するため、衛星からの観測で中干しをモニタリング、アプリケーションを使ったデータ管理など、システム化に努めています。こうすることで、より多くの量のクレジットを、一定の品質で創出することができるのです。

 安定的な品質のクレジットの流通量が増えることは、クレジットの価格設定にも影響します。1トンあたりのクレジットの品質が標準化されることで、価格も設定しやすくなるためです。同時に、購入者は自信が購入するのに最適なクレジットを判断しやすくなります。

 価格が、 需要と供給の均衡点という、本来の機能として役割を果たせるようになるのです。

 カーボンクレジットは、温室効果ガス削減目標を達成するためのツールであるだけではなく、国や企業の課題、戦略を映す鏡です。技術の進歩やルールの変化によって、カーボンクレジットの価値や役割も変化していくことが予想されます。今後ますます、「価値ある安定したクレジット」の創出が重要になっていくでしょう。

※本稿はPR記事です