5. 虎のフンに化けた地震検知器

(画像=イメージ画像 Image by Andreas Breitling from Pixabay,『TOCANA』より 引用)
60年代から70年代にかけて、CIAはベトナム情勢に強い関心を寄せていた。この諜報機関は、鬱蒼としたジャングルでの敵兵士の動きを目立たないように監視する方法を開発するよう要請された。そのためにCIAが目をつけたのは、虎――正確には、そのフンだった。
CIAの科学者たちは、300ヤード(約274メートル)離れた場所から敵戦闘員の足音を監視できる超高感度の地震検知装置を開発した。しかし、この装置をジャングルで目立たなくするにはどうすればよいか?ベトナムには虎がいる。そこでCIAは、地震検知器を虎のフンに見せかけたのだ。まあ、効果はあったのだろうが、もっとありふれた動物を選べなかったのだろうか…。