上下関係とか責任の明確化とか、あんまりナアナアに友達にならないみたいな部分があるから識学さんとは現時点では遠いけど、ベンチャーとかは結構アメリカ的な文化に浸透されてるんで、組織問題をどう解決していったらいいかわからない、みたいなところで不足部分として識学さんに必要とされてる部分があるんじゃないかと思ったんですけど・・・
安藤社長:まあそうですね、まずはベンチャーから広がっていったというのは間違いなくありますね。
倉本:結構ベンチャーと識学っていうのは僕の個人的なイメージとして結構遠いのかなと思ってたんですけど・・・
安藤社長:やっぱね、組織・会社に経費余裕があれば識学的運営しなくても、識学って究極全く無駄のない組織運営を目指すっていうのが理想としているので、要はやらなくていいことをやらないと。組織成長のために必要なことだけやりましょうっていうのが僕らになって、なのでやっぱベンチャーの方が向いてて。
逆に言うと大企業はまだ高度経済成長の余白で食べれてる会社が結構多いので、そういう意味ではそこまで占めなくても、なんとなくごまかしごまかしで、なんとなく耳障りの良いことをやってればいいっていう企業が多いので、本質的に問題意識を組織に持っている会社がまだ少ないっていうことだと僕は認識しています。
倉本:僕は思ったのはちょっと別の側面もあって、「トヨタ的」と言ってもいわゆる大企業のことではなくて、300人とかそれくらいの中堅企業でもちゃんとしてる会社結構あるなと思ってて、僕のクライアントとかでそういうところは結構さっきも言った通り、ワンオンワンとか従業員アンケートとかやるんだけど、ある意味でかなり「立場」を凄い冷酷に使い分けてる面があるからこそそれができてるんだなと思うところがあるんですね。
結構安藤さんって体育会系だし、一緒に頑張っていこうぜっていうナチュラルな精神があるから、線引きなんとかしなきゃっていう部分があるんじゃないかなと思うんですが、僕のクライアントは結構個人主義者が多いんで、「他人は他人」みたいなところがナチュラルにあるんで、線引きは当然あるから、その上で情報を吸い上げることに集中してってもまあ大丈夫みたいなところがあるのかなと思ったんですね。