倉本:時代の変化が激しくなって、情報を取り入れてどんどん変わっていかないといけない時代になってきているわけですよね。
安藤社長:おっしゃるとおりです。
倉本:そうするとどうやって情報を吸い上げるのかっていうのがすごい重要になってくる中で、いちいち、関西弁で言うと「嫌やったら嫌って言ってくれたらよかったのに」的な、そういうレベルの読み合いがいちいちあちこちにあるとダメで、「ちょっとこっちで頭ぶつけました」って言うと、「ああじゃあこっちに行こうか」っていうのを、そういうプレーンに情報が流れるようにしていこうっていうのが識学の方向性なんだということですね。これがすごい「意外」なポイントだったんですよね。
4. 人間と人間のつきあいをしては”いけない”?
安藤社長:だから本当に「人間と人間」の付き合いをしては”いけない”ってことなんですよね。
「人間と人間」の付き合いをすると痛いって言っちゃいけないんじゃないかっていうことになるじゃないですか。
でも「役割と役割」の付き合いってことになれば役割を果たすために必要な情報を言うか言わないかだけの話になってくるんで、そういう無駄な配慮がなくなる。っていうことによって健全に生きていけるっていうことなので。
倉本:そういう意味では、僕のクライアントとかクライアントほどでもない知り合いの経営者とかに、色々識学についてどんな印象ですかって聞いてたんですけど、そしたら案外”ベンチャー”っぽい会社の人は「識学当然みんな知ってますよ」みたいな感じで、あと結構小さい中小企業とかも識学の知名度は高かったんですよね。
一方で、かなり、トヨタ型のずっと自分たちの組織のやり方がガチッとあるようなところは、「最近そういうのあるらしいですね」って感じで・・・僕のまわりn=十何個ぐらいの印象ですけど。
そういう意味では、昔のちゃんとまとまってる組織がある会社っていうのは、色々と識学的な要素が本能的にある部分があるんじゃないかと思ったんですね。