本当はそれをやらなきゃいけないんですけど、今の普通のやりかたでは「プレッシャーもかけない代わりに目標を明確にしない」ので迷っちゃうんですよね。
3. 社員を「迷わせない」責任を経営者がちゃんと取ることが重要
倉本:そういう、目標を明確にしてちゃんとブレイクダウンして、ちゃんと各人に配布していくって、すごいマネジメント能力が・・・本当の意味でのマネジメント能力が必要な側面があるんじゃないかと思うんですけど・・・
安藤社長:それはもう学んでいくしかないです。
倉本:経営者なんだからそれぐらいやれ!と。
安藤社長:経営者だけじゃなくて管理職の皆さんも・・・ですね。 ただしですね、難しいから部下に目標を設定しないっていうのが一番まずくて、間違っててもいいから設定しなさいなんですね。
倉本:なるほど、放置して迷わせるのが一番良くないと。
安藤社長:目標を設定して部下が必死に考えてくれて目標に到達しました。でもそれがチームの業績に反映しないってことは、僕の目標設定が間違ったわけなんで、その時は目標を改善すればいいだろうということですね。
倉本:そこで俺間違ってたねって言えるかどうかも結構大事なんですね。
安藤社長● 間違ってたねって言っても言わなくてもいいんですけど、でも間違ったことを認める。経営者や上司がどういう責任を持っているかっていうと、間違っていたものであれば修正する責任を負っているだけなんで、部下は悪くないという事が大事ですね。
倉本:そこはあんまりウェットに大げさに考えないで、「自分が受け持ってるのはこういう機能なんだからこうします、あなたの役割はここまでなんだからそこを超えた範囲はあなたのせいじゃないですよ」、という感じでサクサクと判断してった方がメンタル的にも楽になると。
安藤社長:楽になります。楽になりますし、100発100中じゃないんで。なのでそこは修正する。最後結果的にチームの勝利に導く責任を負っているのがリーダーですから。