ナアナアに友達っぽくなってるんじゃなく、規律がちゃんとあるほうが、情報を吸い上げることもできてる・・・というあたりの問題意識が、結構識学さんと共通してる部分があるなと思ったんですが・・・
安藤社長:あーーなるほど。
識学では、「位置」という概念を大事にしていて、立場に関する部下と上司の認識をしっかり合わせるということですね。
「線引き」という話でいうと、上司は上司の責任があって、部下は部下の責任があって・・・という方向にそれが明確になればるほど、一般的にはトップダウンで「部下は考えない」状態になるというふうに思われがちですが・・・
倉本:そう思われがちですよね
安藤社長:でも実際はそうじゃなくて上司は上司の責任、部下は部下の責任が明確になると、何か問題がおきた時に上司に相談したり情報を上げないと目標達成できないという環境になっちゃうので、必然的に情報は吸い上げられるようになるんですね。
だから結果的に、そこの「線引き」が明確にあるほど、情報を吸い上げることができる、そういう組織になっていくんですね。
倉本:そう、そっちの部分が目的なんだなというのが、結構識学の意外ポイントの最大の部分だったりして、識学さんが直接コンサルティングされてる会社では違うと思いますけど、一般的に「識学ってこういうもんだな」と思って、生兵法で取り入れてやるぜと思ってる関係ない人は、「俺は上司なんだからお前ら俺のいうこと聞け」という事を言ってる人たちなんだと思われてるところが正直あると思うんですが・・・
安藤社長:そうですね(笑)
2. 「全員分の脳を使う」ことはどうしたらできるのか?
倉本:でもそうじゃなくて、安藤さんがなにかの動画で「ちゃんと全員分の脳みそを使うことが大事」なんだという話をしていて、まさに僕も「全員分の脳みそをちゃんと使うことが大事」っていう表現自体を結構使ってたことがあったのですごい共感したんですよね。