安藤社長:そうですね。その辺りもやらせていただきます。
倉本:なるほど。ただその、「恐怖」の方もありながら、案外識学さんにはいわゆるパーパス経営っていうか、ミッションステートメント的な発想の要素も含まれてるんだなというのは、今回色々本読ませてもらってまた意外ポイントではあったんですけど。
安藤社長:恐怖によるシバキあげるだけでやってると、当然従業員は辞めますよね。
倉本:全くその通りで(笑)
安藤社長:ということは従業員側にも、その会社にいるメリットというのはないといけなくて、一つはその「やらざるを得ない環境」に身を置くことに寄って、必ず人は成長するので、その成長認識こそが一つの利益なんですが、もう一つはやはり今でいうところのパーパスがあって、そのパーパスにどんどん会社が近づいていってる、それって社会から評価されているということなんで、その事に対する誇り、これが一つの大きなメリットだというふうに僕は定義しています。
倉本:結構「両方」あるんだな、っていうのは、本読めばわかるんですが、「影の部分」の印象がすごく強いんで、上場企業で成長し続けるとなると、徐々に外周を広げていかないといかないでしょうし、出会う相手のタイプが変わってくる面もあるかと思うので、徐々にもう一個の方もちゃんと言っていったほうがいいのかなと思いまして・・・
安藤社長:おっしゃるとおりです。ありがとうございます。
(対談・中編に続く)
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編集部より:この記事は経営コンサルタント・経済思想家の倉本圭造氏のnote 2025年5月9日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は倉本圭造氏のnoteをご覧ください。