栄えある第1位は川崎のFW小林悠。拓殖大学在学中の2008年、水戸ホーリーホックに特別指定選手登録されていたが、卒業後の正式加入としては川崎一筋。度々ケガで離脱していた期間はあるが、2011シーズンのJ1第9節ジュビロ磐田戦で途中出場を果たし、90分に決勝点となるゴールを挙げ1-0でチームを勝利に導いた。これがリーグ戦プロ初ゴールだった小林は、同シーズン12ゴールをマーク。以降J1での得点を量産している。
2016シーズンには大久保嘉人氏と共に2トップの一角として得点を重ね、クラブ新記録となる6試合連続ゴールも達成している。2017年には、リーグ戦カップ戦共に優勝まであと一歩届かなかった川崎をリーグ優勝へと導き、クラブ史上初タイトル獲得に貢献。個人でも同年のJリーグアウォーズで得点王、ベストイレブン、MVPとタイトルを総なめにした。
その後は途中出場が多くなったが限られた時間の中でも得点を量産し、29ものゴールを挙げてギネス世界記録に認定された。2025シーズンはJ1リーグで3試合に出場しているが未だ得点はない。小林が“ジョーカー”として得点量産体勢に入ることが川崎躍進のカギとなるだろう。