強靭なフィジカルとスピードを武器に2014シーズンには当時所属していたG大阪でFW宇佐美貴史と2トップを組みJ1リーグを席巻する。同年のヤマザキナビスコカップ(現YBCルヴァンカップ)では、広島との決勝で0-2と2点を追いかけるなか2ゴールを挙げチームを7年ぶりのカップ制覇に導くとともに最優秀選手賞にも輝いた。

2018年に所属した広島では、キャリアハイの20ゴールでJ1得点ランキング2位に輝くなど、勢いづくと相手DFは手が付けられないような活躍を見せ、多くのサッカーファンにインパクトを与えた。今シーズンもJ3リーグで得点を量産しており、37歳という年齢を感じさせないパフォーマンスを見せている。まさに”生きる伝説”という表現が似合う選手だ。


播戸竜二氏 写真:Getty Images

第2位:27ゴール

播戸竜二

第2位は27ゴールの播戸竜二氏。1998年にG大阪でキャリアをスタートさせたが、同期に新井場徹氏や橋本英郎氏といった好選手が多かったこともあり、出場機会に恵まれず不遇の時期を過ごす。2000シーズンに出場機会を求め岡田武史氏(現FC今治オーナー)率いるコンサドーレ札幌へ期限付きで移籍すると、すぐさまレギュラーの座を獲得。

がむしゃらなプレーやDFとの駆け引きからスペースに侵入しワンタッチでゴールを決めきる決定力を武器に活躍し、札幌のJ1昇格に貢献した。この間にU-19、U-20など年代別日本代表に召集されている。その後もヴィッセル神戸でJ1残留、G大阪ではAFCチャンピオンズリーグでの初タイトル獲得に貢献した。2010年以降はC大阪、サガン鳥栖、大宮アルディージャ、FC琉球などを渡り歩き、2019シーズンに所属したG大阪を最後に現役を引退している。現在はWEリーグの理事やJリーグ選手OB会副会長のほか、解説者としてもサッカー界を支えている。


小林悠 写真:©KAWASAKI FRONTALE

第1位:29ゴール

小林悠