指示待ち人間は、上司に与えられた仕事以外の仕事には手を出しません。

そのため、マネージャーはいつも以上に部下に指示を出すことになり、結果として工数が増えてしまいます。

自分自身の工数を削減するためにも、マネージャーはさまざまな施策を打ち出すことで、組織の一体感を高める必要があります。

共通の目的がない

一体感のない組織には「共通の目的」がないため、何か大きな目標を達成することができません。

そもそも本来、組織とは「メンバー全員が1つの目標に向けて活動する集団」のことを指します。

そう考えれば、共通の目的がない組織は、厳密に言えば組織ではありません。

組織は、1つの目的を達成するために複数人が集まるからこそ、大きなポテンシャルがあるのです。

一体感のない組織は、組織であることの強みを活かせていない状態だと言えます。

一体感が組織にもたらすメリットとは?

一体感が組織にもたらすメリットとしては、以下の4つが挙げられます。

従業員に主体性が生まれる コミュニケーションミスが減る マネジメントの工数が削減される 新しいアイデアが生まれやすくなる

それぞれ詳しく解説していきます。

メリット1.従業員に主体性が生まれる

一体感が組織にもたらすメリットとしてまず挙げられるのが、従業員に主体性が生まれることです。

一体感のある組織の中では、従業員は組織のためにアクションを起こすようになるため、主体性が育まれます。

従業員の主体性が高くなれば、上司もわざわざ指示を出す必要が無くなるでしょう。結果的に組織全体の工数が削減され、生産性が向上します。

従業員の主体性を育むためにも、組織の一体感を高めておきたいところです。

メリット2.コミュニケーションミスが減る

一体感が組織にもたらすメリットとして、コミュニケーションミスが減ることも挙げられます。

一体感のある組織は、コミュニケーション量が増えるので、情報共有を失念することが減ります。