…という部分での、新しい「メタ正義」的な調整がこれから必要ってことなんですね。

「自分たちの関心分野には全然カネ使われてないのに!」と多くの人が思っている状態ではこういうイベント投資は文句を言われ続けて混乱し続けるでしょう。

「電通とか吉本とか自民党とか霞が関とか」の「今までの日本を崩壊から守りとりあえず目先の仕事を回してきた存在」に批判的な人が、「自分たちこそがそれを代替する覚悟を持って準備を進めるのだ」という蓄積を積んでいくことが必要なタイミングだと言えますね。

そのためには、今は

「俺達は善で正しくて賢いがあいつらは悪で間違っててアホだ」

しか実は言ってない20世紀型の党派争いを超えて、

「相手の存在意義ごと代替できる新しいムーブメントを自らが設計していく”メタ正義”的チャレンジ」

が必要です。

そういう意味で、この記事に続く後編では、「大阪維新の会」という非常に毀誉褒貶の激しい存在について客観的に理解し、問題があるとしたらどこにあり、それを乗り越える可能性はどうやったら見えてくるのか?という話をします。

維新のやり方が気に食わないとしても、「2億円トイレが・・」とか事実に基づかない無理くりな批判をしてても活路は見いだせないですよね。

もちろん「無内容でも攻撃してスカッとできれば俺はそれでいいんだ」っていう人は読む必要はないですが、なんとかしたいという方はぜひ以下リンク先から「大阪維新」についての深堀り記事をお読みください。

万博にあたって改めて大阪における維新人気を考える。|倉本圭造
一個前の記事で、大阪万博について書きました。 開幕前はそこまで興味なかったし、寄せられてる批判も納得感があったんですが、実際行ってみるとその気持ちを覆されるぐらいにかなり良かったんですよね。 その点、大阪維新を含めて実際に関西万博を推進してる人たちの事を見直した気持ちになりました。(上記記事は、とはいえ”批判派”...