もし絵文字の使用頻度が一つの性格シグナルとなり得るなら、将来的にAIが応募者の投稿から開放性の高低を推定するといったことも理論上は可能かもしれません。
(もっとも、性格を読み取られることにはプライバシーや倫理の問題も伴いますが…)。
いずれにせよ、本研究はデジタルコミュニケーション上の何気ない振る舞いに、私たちの内面が表れている可能性を示した興味深い一例と言えます。
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元論文
Emoji use in social media posts: relationships with personality traits and word usage
https://doi.org/10.3389/fpsyg.2024.1343022
ライター
川勝康弘: ナゾロジー副編集長。 大学で研究生活を送ること10年と少し。 小説家としての活動履歴あり。 専門は生物学ですが、量子力学・社会学・医学・薬学なども担当します。 日々の記事作成は可能な限り、一次資料たる論文を元にするよう心がけています。 夢は最新科学をまとめて小学生用に本にすること。
編集者
ナゾロジー 編集部