9. 燃えるブランデー治療 – ナバラ王カルロス2世

歴史に残る王族たちの「奇妙な死」10選!食べ過ぎ、鼻血、不老不死の薬で…
(画像=画像は「Wikipedia」より,『TOCANA』より 引用)

 ナバラ王カルロス2世は、「悪人王」という不名誉なあだ名を持つほど、国民にあまり愛された王ではなかった。しかし、彼はその奇妙な死に方によって永遠に記憶されることになった。ブランデーで燃え死んだのである。

 死の当時、54歳のカルロスは重い病を患っていた。そこで、当時の最高の医療知識に基づき、医師たちはアルコール度数の高いブランデーに浸したリネンの袋に王を入れる、という治療法を施した。 しかし、この「治療」の最中、不運にもロウソクがアルコールまみれの袋の上に落ち炎上。周囲の人々は恐怖に駆られて逃げ出し、カルロスは彼を治すはずだったものの中で、生きたまま焼かれてしまったのだ。治療が招いた悲劇的で奇妙な死である。