8. 玉座が崩壊して – ハンガリー王ベーラ1世

歴史に残る王族たちの「奇妙な死」10選!食べ過ぎ、鼻血、不老不死の薬で…
(画像=画像出典:Wikimedia Commons、Váradi Zsolt、CC BY-SA 2.5,『TOCANA』より 引用)

 自らの玉座が崩壊して死ぬというのは王にとって最も皮肉な死に方の一つに違いない。それがハンガリー王ベーラ1世に起こったことだ。

 ベーラは強力な王であり、王国に安定をもたらし、貨幣改革にも成功した。しかし、統治に疲れを感じていた彼は甥に王位を譲ることを計画し、そのための祝宴を用意していた。

 ところが、その祝宴の最中、ベーラが座っていた玉座が崩壊。彼はその際の負傷がもとで、まもなく亡くなった。彼がこのような形で王冠を手放すことを計画していたはずはないだろう。これもまた、歴史に残る奇妙な死である。