「我が骨を動かす者に呪いあれ」シェイクスピアの失われた頭蓋骨

戦慄!死してなお奪われる天才たちの“脳と頭蓋骨” – 歴史に隠された猟奇的ミステリー
(画像=画像は「Wikipedia」より,『TOCANA』より 引用)

 ウィリアム・シェイクスピアは、その代表作『ハムレット』の中で、掘り起こされた頭蓋骨を巡る有名な場面を描いている。皮肉なことに、彼自身の頭蓋骨もまた、墓から盗まれた可能性があるのだ。

 シェイクスピアは1616年に52歳で亡くなり、故郷ストラトフォード・アポン・エイヴォンのホーリー・トリニティ教会に埋葬された。彼の墓石には「我が骨を動かす者に呪いあれ」という有名な碑文が刻まれている。

 この呪いにもかかわらず、2016年に行われた考古学者によるレーダー調査の結果、墓の中に頭蓋骨らしきものが見当たらないことが判明した。これは、1794年にフランク・チェンバース博士率いる「トロフィーハンター(記念品収集家)」の一団が、ある収集家から300ギニーの報酬を受け取り、頭蓋骨を盗み出したという古い言い伝えを裏付けるものかもしれない。もしそれが事実なら、偉大な劇作家の頭蓋骨は今もどこかをさまよっていることになる。

戦慄!死してなお奪われる天才たちの“脳と頭蓋骨” – 歴史に隠された猟奇的ミステリー
(画像=イメージ画像 generated using QWEN CHAT,『TOCANA』より 引用)

死後にまで騒動を巻き起こす偉人たちの頭部。そこに秘められた「知性の象徴」としての神秘性、そして人間の執着や迷信、時に猟奇的な好奇心が浮かび上がってくる。現代科学をもってしてもなお解明されていないこれらの事件は、偉人たちが遺したものが単なる功績だけではないことを私たちに教えてくれる。

文=青山蒼

提供元・TOCANA

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