2019年に京都府の福知山成美高校への留学生として、ナイジェリアから来日したFWオリオラ・サンデー。来日6年目にして日本語に関しては通訳要らずのレベルにあり、『ラブ!!Jリーグ』(テレビ朝日系)では日本の歌謡曲好きであることを明かし、一青窈の『ハナミズキ』や、松任谷由実の『春よ、来い』を披露した。

U-15ナイジェリア代表の経歴があるものの、全国高校サッカー出場はならなかったサンデー。卒業後はJ2徳島ヴォルティス入りを果たすが、13試合無得点に終わる。2023シーズン途中に期限付き移籍したJ3ヴァンラーレ八戸では通算37試合5得点を記録。2024シーズン途中、J3大宮アルディージャに移籍すると、15試合5得点で、J2復帰に大いに貢献した。

大宮ではジョーカー起用が多いサンデーだが、今2025シーズン、4月20日のJ2第10節FC今治戦(アシックス里山スタジアム/0-0)では、今季2度目の先発出場を果たした。稀に見る大混戦の中、大宮は昇格圏の2位(第10節終了時点)につけているとあって、2年連続昇格と念願のJ1復帰を果たすために、彼の力は必須だ。


アマドゥ・バカヨコ 写真:Getty Images

アマドゥ・バカヨコ(シエラレオネ)

北海道コンサドーレ札幌(2024-)

2024シーズンのJ1で19位となり、今2025シーズン9季ぶりのJ2を戦っている北海道コンサドーレ札幌。岩政大樹新監督を迎えながらも17位(第10節終了時点)と苦戦を強いられているが、4月20日のJ2第10節、藤枝MYFC戦(大和ハウスプレミストドーム/2-1)では、FWアマドゥ・バカヨコが貴重な決勝点を決める活躍を見せた。

出生地と国籍こそシエラレオネで、代表メンバーにも招集されている(15試合4得点)が、そのキャリアのほとんどをイングランドの3部から6部に所属するクラブを転々とするサッカー人生だったバカヨコ。1部リーグを経験したのは、スコティッシュ・プレミアリーグのダンディー(2023-2024)が初めてで、札幌に移籍してきた昨2024シーズンは6試合1得点、通算93分の出場時間しか与えられず、本領発揮とはいかなかった。