昨2024年、当時J3の大宮アルディージャがオーストリアのエナジードリンクメーカー「レッドブル」に買収され、「RB大宮アルディージャ」に生まれ変わった。先立って外資系企業とのコネクションを持った横浜FMも、状況が変わったことでこれに続く可能性は否定できないだろう。
CFGが株式の過半数を保有する実質上のオーナーとなっているクラブは以下の通り。
- マンチェスター・シティ(プレミアリーグ)2008年買収
- ニューヨーク・シティ(MLS)2013年買収
- メルボルン・シティ(Aリーグ・メン)2014年買収
- ジローナ(ラ・リーガ)2017年買収
- モンテビデオ・シティ・トルケ(ウルグアイ2部)2017年買収
- ムンバイ・シティ(インディアン・スーパーリーグ)2019年買収
- 深圳新鵬城(当時四川九牛)(中国スーパーリーグ)2019年買収
- ロンメル(ベルギー2部)2020年買収
- トロワ(フランス2部)2020年買収
- クルブ・ボリバル(ボリビア1部)2021年買収
- パレルモ(セリエB)2022年買収
- ECバイーア(ブラジル・カンピオナート・ブラジレイロ・セリエA)2022年買収
CFGが買収したクラブに共通して言えることは「強いクラブを買収して、さらに強くする」「弱小だったクラブを買収し、人的かつ金銭的リソースを掛け強化する」ことだ。前者の代表がマンチェスター・シティで、後者の代表がジローナといったところか。
18日に横浜FMの暫定監督に就いたキスノーボ氏も、メルボルン・シティ(2020-2022)、トロワ(2022-2023)で監督を歴任したCFG人脈の1人だ。
日産自動車の業績不振も相まって、CFGが横浜FMの買収(株式比率を上げ過半数とする)に動くのかもだが、そもそもCFGが横浜FM買収にメリットを見出しているのかも気掛かりな部分だ。
