とここまで読むと「日本人にそんなハードルが越えられるのか」と悲観する人も多いかもしれません。
でも心配はいりません。実は日本人は、つい100年少し前に、武士の俸禄という超強烈な既得権全廃を実現し、その後に近代化を超速で成し遂げた実績がありますから。
先祖代々受け継いできた既得権を握り、いつ日本刀もって暴れだすかわからない物騒な集団を説得して再就職させることに比べれば。中高年にたかだか20年ほどの既得権を諦めてもらうなんて造作もないでしょう。
社会が前進するには常に新陳代謝が必要であり、特に一定の学歴や職歴のある中高年は、自分たちはその新陳代謝の最前線にいるんだという矜持をもって日々働くべきだ、というのが筆者のスタンスです。
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以降、
彼らはいつ、何をどうすべきだったのか 団塊世代以降、終身雇用で元を取れた人はいない説
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Q:「パワハラ上司はいかに対処すべき?」 →A:「偉い人が相手だと難しいですが……」
Q:「介護報酬の引き上げは正しい政策?」 →A:「成長分野に人を移して経済成長、とは明らかに矛盾しますね」
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編集部より:この記事は城繁幸氏のブログ「Joe’sLabo」2025年4月10日の記事より転載させていただきました。オリジナル原稿を読みたい方はJoe’s Laboをご覧ください。