結果として、「高齢者を支えるために社会全体が疲弊し、経済成長が止まり、若者がますます苦しくなる」という悪循環に陥るのです。
また「医療を維持するのは大事なことだ!!!!」と主張したい人もいるでしょうが、今の医療を維持して 労働者が医療・福祉産業に流れ続けたら 社会のインフラ維持すら困難になるでしょう。
埼玉県八潮市の道路陥没事故は記憶に新しいですが、道路 電気 水道 ガス インターネット等の社会インフラが維持されているのは、これらの産業に従事している人が存在するからです。
医療・福祉の維持のためにこれらの産業から労働者を奪い続ければ 今後益々日本のインフラ維持が困難になり、医療以前にマトモな生活を送ることすら困難になるでしょう。
このまま何の改革も行わなければ、「高齢者福祉の充実」=「日本経済の衰退」という構図がより鮮明になってしまいます。では、どのようにすればこの問題を解決できるのでしょうか?次の章では、パッと思いつく医療の無駄を考えてみましょう。
医療の無駄リスト
これまで日本の医療が充実しすぎている一方、結果として高齢者による消費が増えすぎてしまうことを解説してきました。
また、そんな高齢者のために 現役世代はお金を益々取り上げられ、労働者は生産性のない産業(医療・介護)に投入され、日本全体が貧困に進んでいくことを解説してきました。
これまで、高齢者の医療は聖域とされ 改革のメスが入らず、道徳的優位性(高齢者は弱者なんだから、助けなきゃ🥺)を傘に放漫な支出が放置され続けてきました。
ここからは、明らかにそこにお金を流すのは意味不明じゃないか…?と思われるポイントに絞って 医療の無駄を解説していきます。
OTC類似薬を保険から外すまず、明らかに無駄であり 改革の余地があるのはOTC類似薬の保険適用を外すことでしょう。
OTC類似薬とは、OTC医薬品と効果やリスクなど薬の性質が似ていながら、医療保険でカバーされており、処方箋が求められる医薬品のことです。