実際に、データでも凄まじい金額が高齢者の医療に注がれていることがわかります。

2024年にプラセボ製薬が作成したデータビジュアライゼーションを紹介します。日本の医療費の総額は46.7兆円に上り、その多くは高齢者に偏っています。

上記のデータは2022年に厚生労働省が公開したデータを元に作成されました。

棒グラフに載っているグレーの折れ線は、人口プラミッドの階級別人口を表したものになります。

また、以下はMurasakiの手計算ですが

65歳以上の高齢者:全体の医療費の60.2% 75歳以上の高齢者:全体の医療費の39.0%

を占める結果でした。

すでに紹介した通りですが、医療保険がありますので 万一何かがあった場合でも、現役世代なら3割負担で医療を受けることができます。

しかしながら、世代別で窓口負担割合を見ますと

現役世代(69歳以下) → 3割負担 70~74歳 → 2割負担 75歳以上 → 1割負担

このように、年齢が上がるほど自己負担は軽減され、残りの医療費は公費や若年層の保険料でまかなわれる構造になっています。

特に後期高齢者医療制度(75歳以上対象)は、現役世代の保険料による支援金がなければ成り立たない仕組みとなっています。

「後期高齢者支援金」という現役世代の重い負担

現役世代の給与から天引きされる健康保険料の中には、「後期高齢者支援金」という名目の負担が含まれています。これは、75歳以上の高齢者の医療費を支えるために、 現役世代から自動的に徴収 される仕組みです。

クソニートくん

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ん?どうゆうこと?

Murasaki

Murasaki

後期高齢者は、現役世代が収めた保険料から自動でお金を取り上げて自分達の治療費にできる仕組みが存在する。