ビジネス
2025/04/05
現役世代の手取りの浪費先:医療保険改革入門
続いて健康増進の取り組みについて考えてみましょう。
健康を増進するような取り組みを行政が主導し、それによって病気につながる可能性を減らすという発想です。

クソニートくん
え、、、これって何が無駄なの?

Murasaki
医療系税額の研究では、この健康増進の取り組みが実際に効果があるのか検証がされている。
確かに健康を増進すれば、意識が変わり より健康的な毎日を送れるようになって、結果として医療費の削減に貢献するでしょう。
しかし、客観的な研究が指摘しているのは健康増進の取り組みは必ずしも医療費削減につながらないというものになります。
なぜならば、血圧、血糖、脂質、歩行時間等を調べると確かに健康的な生活を送っている人は生涯の医療費が下がることが知られていますが、これを行政の政策として実施すると そこにお金がかかってトータルでお金が多くかかってしまう場合があるからです。
また、喫煙習慣のある人は早死にしますが 結果として「不健康である人ほど早死にするので、むしろ医療費が安く収まる」といった側面も見逃せません。
健康寿命が延びたら国の医療費を削減できるの? | ニッセイ基礎研究所
このように、健康増進政策によって医療費が下がるという主張は医療経済学の研究では「必ずしもそうとは限らない」というのが共通認識となっているようです。

Murasaki
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