日本の国会議員からの質問

 日本維新の会の遠藤敬議員からは、「アメリカではUAPが安全保障上の“危機”と認識されているのか?」「具体的に検証が行われているのか?」という本質的な問いが投げかけられた。

 この質問に対し、ティム・ギャローデット氏は、

「UAPは米国内の核施設に干渉しており、弾道ミサイルの発射システムや原子力潜水艦、空母にも関わってきています。海軍の演習中にも出現し、現場に脅威を与えている。深刻な事態だと認識しており、これは明らかに安全保障上の重大な問題です」と答えた。

 続いて、エリック・バーリソン下院議員は、次のように補足した。

「我々政治家の責務は軍人を守ることです。しかしUAPとのニアミスは非常に多く発生しており、すでに看過できるレベルではありません。まずはこの問題に対する意識を高める必要があります」

 さらにクリストファー・メロン氏は、UAPそのものの進化について言及。

「近年、UAPの形状やサイズが変化してきており、我々のセンサー技術を回避するような動きを見せていることから、進化している可能性も考えられます」

 遠藤議員からはさらに核心に迫る質問もあった。

「アメリカでは“宇宙人の存在”について、どれくらい真剣に議論されているのか?“いる・いない”の話は、どの程度の精度でされているのか?」

 この問いに対しては、登壇者たちの立場や表現に微妙な違いが見られた。

バーリソン氏:「証拠が出てくるまでは懐疑主義を保つべきだと考えています」

メロン氏:「私も基本的には同じ立場ですが、AARO(全領域異常解決局)や軍の内部では、このテーマについて正面から議論されることは避けられているように感じています」

ギャローデット氏:「政府は非人間知性(NHI)の存在を公式には認めていません。ただし、秘密裏に保持されている情報もあるかもしれません」

ピーター・スカフィッシュ氏:「1950年代から目撃されてきたUAPの中には、現在でも再現できないような技術を示すものがあります。その起源はまだ解明されていませんが、人間以外の何かが存在していると考えるのは、むしろ自然なことではないでしょうか。実際に政府機関で機密に関わってきた人物の中には、NHIの存在を確信している人が複数います」

 また、NHKから国民を守る党の齊藤健一郎議員からは、「アメリカではUAPのような存在を確認した場合、どのような対応をとる取り決めがあるのか?」という質問が出された。

 これに対し、ギャローデット氏は次のように答えている。

「米軍ではUAPを目撃した場合の報告手順を明記した指示書が作成されており、それが全軍に通達されています。報告内容はすべてAAROに送られる仕組みです」

 ——日本にも、こうした仕組みが整い、UAPの報告が当たり前に行われる日が来るのだろうか。