加えて、日本代表が意識すべきは欧州予選だけではない。開催国のアメリカ代表(16位)やメキシコ代表(19位)、アフリカ予選を戦うモロッコ代表やセネガル代表(17位)。現在行われている南米予選では前回王者のアルゼンチン代表(1位)が本大会出場を決めた一方で、エクアドル代表(24位)やパラグアイ代表(53位)が健闘を見せており、「6.5枠」内の順位につけている。

現実的に、日本代表がポッド1に入るためには「人事を尽くして天命を待つ」という言葉に尽きる。しかし仮にそれが叶わなかったとしても、早々にW杯本大会出場を決めてしまったことで目標を見失いがちだったところに、もう一度モチベーションを与える要素となっている点では大きい。


ポット1以外でW杯を制した国は未だにない

なお「ポット」という言い方になったのは1998年のフランスW杯からで、それ以前は「シード国」と言われていた。ポット1(シード国)以外でW杯を制した国は未だにない。日本代表が世界一を目指す上で、ポット1という道は必ず通らなければならず、まずはそこを目指すのは当然のことだろう。

バーレーン戦後、久保は「とりあえずホッとした」と正直な感想を口にしたが、彼を含めた代表イレブンの志はまだまだこんなものではないだろう。カタールW杯以上のインパクトを残すための戦いは既に始まっている。