結果(M)は、W杯本大会でも国際親善試合でも関係ない。全試合で勝利が3、引き分けが1、負けが0(PK戦の場合の勝ちは2、負けは1)に設定。重要度(I)は、国際親善試合やE-1選手権(東アジア)、ガルフカップ(中東)などの小地域別選手権が1.0、W杯予選やアジアカップなどの大陸選手権の予選は2.5、大陸選手権の本大会とコンフェデレーションズカップは3.0、ワールドカップの本大会は4.0に設定している。
日本のW杯予選が6月10日のインドネシア戦で終了することから、ポイントを稼ぐためには、W杯予選の残り試合と、7月に韓国で予定されているE-1選手権、10月と11月に国内で開催されるキリンチャレンジカップで勝ち続けるしかない。
しかしE-1選手権は、いわゆる「FIFAインターナショナルマッチカレンダー」の外で開催されるため、欧州組の招集は困難で、オール国内組で臨むことになる。それでも優勝はマストであり、秋のキリンチャレンジカップでは、日本よりもランキング上位のチームを招待した上で勝利を収めることが必要だ。

なぜW杯出場を決めた後も必勝が求められるのか
バーレーン代表戦後に報道陣の囲み取材に答えたMF久保建英は、あくまで願望と前置きした上で、対戦相手の希望にイタリア代表(9位)とモロッコ代表(14位)を挙げた。彼がFIFAランキングを念頭に入れた上で発言したのかは不明だが、わずかでもポイントを稼ぎ、1つでもランキングを上げるという目的にも即した、理にかなったチョイスとも言える。
なぜW杯出場を決めた日本代表に、今後も必勝が求められるのか。それはW杯欧州予選が幕を開けたからである(3月21日)。欧州枠は今大会から「13」から「16」に増えたものの、毎回必ずと言っていいほど“死の組”が生まれ、FIFAランキング上位の国でも予選敗退を強いられる。